愛と孤独に生きたひと、サガン。
2009年 05月 29日
友人と、映画『サガン』の試写会へ。
あらすじ:
18歳で文壇に華々しいデビューを飾り、生涯を通して自由人であった小説家の人生を追う人間ドラマ。破天荒な言動で世間を騒がせつつも、実は孤独で繊細(せんさい)な彼女の真の姿に迫る。まるでサガンの生き写しのような主人公を演じるのは『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』のシルヴィー・テステュー。その親友を『ランジェ公爵夫人』のジャンヌ・バリバールが演じている。華やかな社交生活の裏に隠された、彼女の人間的魅力のとりこになる作品。
映画が始まり驚いたのは、晩年のサガン。
若かった頃の栄華が嘘のような孤独な姿に、息を呑んでしまった。
そしてガラリと場面が変わり、18歳のサガンへ。
夏休みの間に書き上げたという小説、「悲しみよこんにちは」が出版となり、あっという間の重版。
多額の印税が入り、ここからサガンの人生が変わることになります。
800万フランの豪邸をポーンと気軽に買ったり、大勢のとりまきや友人との豪遊。
挙げ句の果ての交通事故、2度の離婚、アルコールとドラッグ。
人生そのものがスキャンダラスであり、この人生こそが小説より最高傑作だったとも云われています。
私も映画を観るまでは、サガンのイメージ=スキャンダラスという色が強かったけれど、観終わった後の印象は180度変わりました。
この作品でも描かれているとおり、サガンはとても繊細な人だったと思う。
そして人一倍寂しがり家。
気まぐれで破天荒な部分は、周りの人に存在を気付いてもらいたい、愛してもらいたいという叫びだったのかなと思います。
晩年は孤独だったそうですが、家族や友人には恵まれていたサガン。
息をひきとる瞬間、彼女の脳裏には何が映ったのでしょうか。
ラスト、家政婦と見つめあうシーンは、本当に悲しくて美しくて、心を打たれました。
2004年に死去しましたが、"サガン"という作家がいたことは忘れられることはないでしょう。
「悲しみよこんにちは」を始め、数々の名作と共に。
サガンの生涯、重い作品になりがちなところですが、さすがフランス映画。
エスプリたっぷりの素敵な作品に仕上がっています。音楽も悲しいけれど美しく、映画を引き立ていていました。
サガンを演じた、シルヴィー・テステュー。
13歳のとき、シャルロット・ゲンズブール主演の「なまいきシャルロット」を見て女優になる決意をしたそうです。
はにかむ表情、癖や仕草を確実につかんでおり、サガンの生き写しとまで云われた演技力は本当に素晴らしい。そして38歳にして、18歳から69歳を演じきった女優魂に拍手を贈りたい!
映画が終わり、友人と食事に飲み屋界隈へ。
そう、ここは新橋。
3歩歩けば飲み屋にあたる、というサラリーマン天国です!(笑)。
入ったお店は、『霧笛屋』。創作料理系の居酒屋です。
友人とは少し久しぶりだったので話もかなり盛り上がり、楽しい時間を過ごしました。
料理も美味しかった。新橋価格という嬉しい安さだったし。
友人からは誕生日のプレゼントまで頂いてしまう。
「Joseph joseph」(ジョセフジョセフ)の、折りたためるまな板。
色がきれいでとても便利なすぐれもの。
実は前から気になっていたものだったので、驚きとともに嬉しかった!
がんがん使います。どうもありがとうー!
18歳で文壇に華々しいデビューを飾り、生涯を通して自由人であった小説家の人生を追う人間ドラマ。破天荒な言動で世間を騒がせつつも、実は孤独で繊細(せんさい)な彼女の真の姿に迫る。まるでサガンの生き写しのような主人公を演じるのは『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』のシルヴィー・テステュー。その親友を『ランジェ公爵夫人』のジャンヌ・バリバールが演じている。華やかな社交生活の裏に隠された、彼女の人間的魅力のとりこになる作品。
映画が始まり驚いたのは、晩年のサガン。
若かった頃の栄華が嘘のような孤独な姿に、息を呑んでしまった。
そしてガラリと場面が変わり、18歳のサガンへ。
夏休みの間に書き上げたという小説、「悲しみよこんにちは」が出版となり、あっという間の重版。
多額の印税が入り、ここからサガンの人生が変わることになります。
800万フランの豪邸をポーンと気軽に買ったり、大勢のとりまきや友人との豪遊。
挙げ句の果ての交通事故、2度の離婚、アルコールとドラッグ。
人生そのものがスキャンダラスであり、この人生こそが小説より最高傑作だったとも云われています。
私も映画を観るまでは、サガンのイメージ=スキャンダラスという色が強かったけれど、観終わった後の印象は180度変わりました。
この作品でも描かれているとおり、サガンはとても繊細な人だったと思う。
そして人一倍寂しがり家。
気まぐれで破天荒な部分は、周りの人に存在を気付いてもらいたい、愛してもらいたいという叫びだったのかなと思います。
晩年は孤独だったそうですが、家族や友人には恵まれていたサガン。
息をひきとる瞬間、彼女の脳裏には何が映ったのでしょうか。
ラスト、家政婦と見つめあうシーンは、本当に悲しくて美しくて、心を打たれました。
2004年に死去しましたが、"サガン"という作家がいたことは忘れられることはないでしょう。
「悲しみよこんにちは」を始め、数々の名作と共に。
サガンの生涯、重い作品になりがちなところですが、さすがフランス映画。
エスプリたっぷりの素敵な作品に仕上がっています。音楽も悲しいけれど美しく、映画を引き立ていていました。
サガンを演じた、シルヴィー・テステュー。
はにかむ表情、癖や仕草を確実につかんでおり、サガンの生き写しとまで云われた演技力は本当に素晴らしい。そして38歳にして、18歳から69歳を演じきった女優魂に拍手を贈りたい!
映画が終わり、友人と食事に飲み屋界隈へ。
そう、ここは新橋。
3歩歩けば飲み屋にあたる、というサラリーマン天国です!(笑)。
入ったお店は、『霧笛屋』。創作料理系の居酒屋です。
料理も美味しかった。新橋価格という嬉しい安さだったし。
友人からは誕生日のプレゼントまで頂いてしまう。
「Joseph joseph」(ジョセフジョセフ)の、折りたためるまな板。
実は前から気になっていたものだったので、驚きとともに嬉しかった!
がんがん使います。どうもありがとうー!
by johanoa | 2009-05-29 23:52 | 映画